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介護職員基礎研修その2

介護職員基礎研修というものを聞いたことがありますか?
日本社会では、今後少子・高齢化がさらに進展するとともに、認知症高齢者や一人暮らしの高齢者の増加が見込まれる中で、介護保険制度が老後の安心を支える仕組みとして安定的に運営されるように介護の仕事に従事する人材を確保するとともに、介護サービスの質の確保・向上を図ることが重要な課題となっています。
このような経緯から、介護サービスの質の向上を図る上で介護職員の専門性を高めることが必要であることから、施設、在宅を問わず、介護職員として介護サービスに従事する職員の共通の研修として、平成18年度に「介護職員基礎研修」を創設しました。

介護職員基礎研修を修了したら、介護老人福祉施設等の施設や訪問介護員(ホームヘルパー)等として働くことができます。なお、介護職員基礎研修修了者は、訪問介護員(ホームヘルパー)の任用資格として規定されています。
また、訪問介護事業所において、訪問介護計画の作成や訪問介護員に対する技術的な指導等を行う「サービス提供責任者」になることができます。

ホームヘルパー研修修了者は訪問介護の仕事ができなくなることはなく、訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修1級、2級課程を修了された方については、これまでどおり訪問介護員として働けます。ただし、訪問介護員養成研修3級課程のみを修了されている方については、平成21年4月以降、介護報酬の算定要件の対象から外れる予定です。

介護職員基礎研修のほかに、介護職員の資質向上を図る仕組みとしては、国家資格である介護福祉士の資格取得、ホームヘルパー等の職能団体による研修や各事業者が行う研修があります。
なお、既に訪問介護員養成研修を修了されている方については、介護職員基礎研修の一部免除(2級課程修了+1年以上の実務経験の方→150時間を履修)により短時間の履修で介護職員基礎研修を受講することが可能であり、認知症ケアや医療・看護との連携等の内容が含まれており、スキルアップ等にもつながるものと考えます。

訪問介護員養成研修と介護職員基礎研修との関係は、平成24年度を目途に、現在の訪問介護員養成研修1級課程を介護職員基礎研修に一元化することとしています。
なお、介護職員基礎研修の実施状況や、昨今、介護職員の人材確保が困難であるという状況にあること等から、当分の間、訪問介護員養成研修2級課程を存続することとしています。

介護職員基礎研修の受講内容(500時間)は以下のようになっています。
A.基礎理解とその展開(360時間)
1.生活支援の理念と介護における尊厳の理解(30時間)
2.老人、障害者等が活用する制度及びサービスの理解(30時間)
3.老人、障害者等の疾病、障害等に関する理解(30時間)
4.認知症の理解(30時間)
5.介護におけるコミュニケーションと介護技術(90時間)
6.生活支援と家事援助技術(30時間)
7.医療及び看護を提供する者との連携(30時間)
8.介護における社会福祉援助技術(30時間)
9.生活支援のためのアセスメントと計画(30時間)
10.介護職員の倫理と職務(30時間)
B.実習(140時間)

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