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特定疾病とはどのようなものでしょう
40歳以上65歳未満の要介護者及び要支援者の説明において出てきた、「身体上又は精神上の障害が、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病であって政令で定めるもの」いわゆる「特定疾病」とはどのようなものでしょうか。
以下に簡単に説明していきます。
○筋萎縮性側策硬化症(ALS)
この疾病の原因は不明とされています。
一般的には脳から筋肉に指令を送る際の神経細胞の変性や消失してしまうため、筋肉が萎縮してしまいます。
その症状は、両手の脱力・指の運動障害が現れ、手の筋肉が痩せていきます。
その後、しだいに腕、手足全体と筋肉が萎縮し、呼吸することまでも困難になっていく大変恐ろしい病気です。
難病とされているものです。
○後縦靭帯骨化症
脊推の靭帯が骨化してしまい、脊柱管内の神経や骨髄を圧迫してしまいます。
手足のしびれや痛み、失禁などの症状がでます。
○骨粗しょう症による骨折
骨からカルシウムが溶け出し、骨が非常にもろくなってしまい、折れやすくなります。
骨粗しょう症で骨折を伴う場合には、介護保険が適用されます。
骨粗しょう症は女性に多い病気です。若いうちから気にかける必要がありますね。
○シャイ・ドレーガー症候群
自律神経失調症やパーキンソン病、運動失調を主とした小脳症状などの神経疾患です。
この疾病は進行すると震えやこわばりが起こり、その症状には、立ちくらみ、失神などがあります。
○初老期における痴呆
脳の器質的な変化により起こった知能低下の症状です。
脳血管障害による痴呆と、脳細胞の変性による痴呆(アルツハイマー型痴呆)があります。
では初老期とはいつ頃を指しているのかというと、40~50歳代+αで60歳前半あたりを指していると思っていただければと考えます。
最近では、なかなか老いを感じさせない方が多くいらっしゃるので、一概に年齢でくくるのは難しいのが現実ではないでしょうか。
○脊髄小脳変性症
神経経路が変性してしまう病気で、ふらついたり、言葉が不明瞭となってしまいます。
指が不規則に震えたり、眼球の運動障害などの症状が現れます。
小脳や脊髄の神経に病変がおこるか原因不明の病気とされています。
ドラマで沢尻エリカさんが熱演されていましたよね。
○脊柱管狭窄症
脊柱管が推体の変形や移動でせばめられて、神経が圧迫され障害を起こす病気です。
四肢や体の痛み、しびれ、筋力低下、歩行障害などの症状がでます。
○早老症
ウェルナー症候群、プロジェリア症候群、コケイン症候群にあたるものです。
ウェルナー症候群は、急速に老化していく病気です。
成人になって発病する遺伝性の病気で早期に白髪、禿頭、白内障、皮膚の萎縮と角質化がおこります。
○糖尿病性神経障害・糖尿病性腎症・糖尿病性網膜症
持続的な高血糖と糖尿を伴う病気です。
末梢神経の障害により手足がしびれたりするのが糖尿病性神経障害です。
尿に蛋白がでるのが糖尿病性腎症です。
網膜にある血管が閉鎖してしまい、出血するのが糖尿病性網膜症です。
糖尿病は大変怖い病気で、身近な方で患っている方もいるのではないでしょうか。
メタボリックシンドロームよりも怖い病気とされています。
○脳血管疾患
病状には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などがあります。
これらにより、重大な後遺症が残った場合に特定疾病とされます。
○パーキンソン病
神経細胞が減ることにより、神経間の情報伝達がうまくいかなくなってしまう病気です。
手足が震え、動作が遅くなり、歩行が困難になっていくなどの症状がゆっくり進行してく病気です。
バックトゥザフューチャーのマイケル.J.フォックスが罹患したことは有名です。
○閉塞性動脈硬化症
動脈硬化により、抹消への血流が悪くなる病気です。
しびれや手足が冷たく感じられたり、間欠性破行がみられます。
○慢性関節リウマチ
慢性的に関節の炎症が起きることにより関節の機能が徐々に低下していく病気です。
朝のこわばり感や手首や指関節などの腫れや脹らみを伴うとされています。
○慢性閉塞性肺疾患
息を吐くとき、持続性の気道の閉塞を示す病気です。
○膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
各部の関節に炎症が発生し、痛みや運動制限をもたらす病気です。
関節の軟骨の変形破壊が始まり、骨軟骨の増殖と2次性髄膜炎を合併する病気です。
○がん末期
以前はがん末期の方は特定疾病には含まれていませんでした。
しかし最近の傾向としては介護が必要なのでしょう。
私の母も病気が見つかったときは末期がんでした。その時には介護保険はなく、父が仕事を辞め介護をしました。
私自身も発見からの3ヶ月間は会社を休むことが多く、家族皆で介護をして大変であったことを思い出します。
介護保険の特定疾病となったことで、家族の負担が少しでも減ることになればと考えます。
以上の疾病を見てもわかるように、ほとんどが身体の自由を奪ってしまうものです。
これらの病気で治療法が確立しているものは少なく、進行を遅らせるのが現在の医学で出来る限界だそうです。
一日も早く、治療法が確立したらどんなにたくさんの方が救われることでしょう。
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